癒しブームの今、癒しの楽器を始めてみませんか?

 イタリア語で「ガチョウの子」という意味を持つ楽器、オカリナ。両手にすっぽり包み込めるほどかわいらしい楽器から奏でられる音色は、まさに「癒しの音色」。春の野にとてもよく似合う音色です。

オカリナのいろいろな魅力を探して→

オカリナの歴史
★ 人類最古の楽器?
 南米やヨーロッパを始め世界各地の遺跡から、亀や鳥をモチーフとした土笛が数多く出土しています。この土笛がオカリナの原形といわれ、最も古いものは紀元前3000年頃のもの。以来、民俗楽器としておもちゃとして広まっていきます。
★ お菓子職人が作った土笛「オカリナ」
 民俗楽器の土笛が今のような形となったのは、140年ほど前のこと。イタリアのお菓子職人ドナーティが、ガチョウの子(OCARINA)によく似た形の笛をテラコッタ(素焼き)で作ったことに始まります。その後改良が加えられ、12穴のトーンホール(音孔)のオカリナが完成しました。

オカリナの癒しの音色の理由
 すこし難しい話しですが・・・。ご存知のとおり、音とは空気の振動です。楽器の音を分析すると、その楽器の基本の音「基音」と「倍音」と呼ばれる音から作られています。基音は楽器が奏でる音の中でもっとも空気の振動が少ない音。倍音は振動数が基音の2以上の整数倍の音のことをいいます。楽器の音はこの組み合わせです。そして、人の耳は適度にあいまいな音を心地よいと感じるのだそうです。
 オカリナはテラコッタで作られています。ここから生み出される適度にあいまいで不安定な音が、聴く人の心を癒す音になっているのです。

オカリナを習ってみませんか?
たとえば、フルートや尺八は、音が出るようになるまでに時間がかかります。しかしオカリナは、はじめて手にした日から誰でも音が出せる楽器です。あなたもぜひ、オカリナを習ってみませんか?
オカリナ教室のご案内
グループ・個人どちらでもレッスンが受けられます。
ダイソー楽器(中津川市太田町)
tel.0573-66-4105