ふるさときのこ考
はじめに
茸採り
茸事情今昔
松茸1
松茸2
端松(マツタケモドキ)
しめじ
きしめじ
霜降りしめじ
いぼこごり(センボンシメジ)
いくち1(アミタケ)
いくち2
老茸(クロカワ)
芝持ち1(アブラシメジ)
芝持ち2
権助1(ショウゲンジダケ)
権助2
舞茸1(マイタケ)
舞茸2
柴舞茸(カラスタケ)
赤茸(サクラシメジ)
香茸(革茸)1
香茸(革茸)2
そな1(ホウキタケ)
そな2
栗茸(クリタケ)
青老茸(アオロウジ)
初茸(ハツタケ)
スギヒラタケ
平茸(ヒラタケ)
白舞茸(ニンギョウタケ)
ぬめりいくち(ヌメリイグチ)
ウラベニホテイシメジ
岩茸1
岩茸2
せいたかいくち
ほこり茸(ホコリタケ)
木耳(大水母)(キクラゲ)
椎茸1(シイタケ)
椎茸2
エノキ茸(エノキ)
滑茸(ナメコ)
エリンジ(エリギイ)
マッシュルーム
毒茸
 ツキヨタケ
 一本シメジ
 ベニテングダケ
 ニガクリタケ
 クラウラベニタケ
 コテングタケ
 毒性そな(ホウキタケ)
 カキシメジ
薬効茸
 冬虫夏草(とうちゅうかそう)
 霊芝(マンネンタケ)
むすびの言葉
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青老茸(アオロウジ)

青老茸  色は違うがイボタケ科の老茸によく似てゐる。しかし実は、ニンギョウタケモドキ科で白舞茸と同族である。分類学上白舞茸が舞茸でなく、老茸が老茸でなく、青老茸は老茸であると云う複雑な血統関係であるが、我々はあくまでここの地方の呼び名で、親愛の情を込めて呼びたい。老茸の翁の風格に対して、青老茸はその色調から青瓢箪の遊蕩児の風貌である。
 味に少しクセはあるが、老茸と似てゐる所など、勘案すると、遊蕩児の様な味わいもあると評価したい茸である。
 又、酢の料理によく合うのも 酸いも甘いも承知の風格である。
 その他、油炒めや煮込みなどみも適する。
青老茸の酢のもの
青老茸の酢のもの