ふるさときのこ考
はじめに
茸採り
茸事情今昔
松茸1
松茸2
端松(マツタケモドキ)
しめじ
きしめじ
霜降りしめじ
いぼこごり(センボンシメジ)
いくち1(アミタケ)
いくち2
老茸(クロカワ)
芝持ち1(アブラシメジ)
芝持ち2
権助1(ショウゲンジダケ)
権助2
舞茸1(マイタケ)
舞茸2
柴舞茸(カラスタケ)
赤茸(サクラシメジ)
香茸(革茸)1
香茸(革茸)2
そな1(ホウキタケ)
そな2
栗茸(クリタケ)
青老茸(アオロウジ)
初茸(ハツタケ)
スギヒラタケ
平茸(ヒラタケ)
白舞茸(ニンギョウタケ)
ぬめりいくち(ヌメリイグチ)
ウラベニホテイシメジ
岩茸1
岩茸2
せいたかいくち
ほこり茸(ホコリタケ)
木耳(大水母)(キクラゲ)
椎茸1(シイタケ)
椎茸2
エノキ茸(エノキ)
滑茸(ナメコ)
エリンジ(エリギイ)
マッシュルーム
毒茸
 ツキヨタケ
 一本シメジ
 ベニテングダケ
 ニガクリタケ
 クラウラベニタケ
 コテングタケ
 毒性そな(ホウキタケ)
 カキシメジ
薬効茸
 冬虫夏草(とうちゅうかそう)
 霊芝(マンネンタケ)
むすびの言葉
きのこウォッチングへ
初茸(ハツタケ)

初茸  初茸はシーズンの最初に生えるので、この名がある。随分と古くから、又広く食べられてゐて 松茸、しめじと同格に並べられてゐる。
 従って読まれた句も多く
 “初茸や まだ日数経(ヒカズヘ)ぬ 松の露” 芭蕉
 “初茸に 紛(マギ)るゝ庵や 松の中” 支考
 など名句も残る 又安政八年刊の「寿々葉羅井(ススハライ)」の中に
「わしが田舎では、とんだ大きな初茸が出て、さしわたし五〜六尺もあらう。雨の降る時は唐傘かわりにする」との自慢話が出てくる。
 恵那峡の傘岩も、傘と云うより むしろ大茸に似てゐる気がして、茸自慢の種としたい。
 すき焼、あんかけ、洋風煮込みにもよい。

初茸焚き合わせ
初茸焚き合わせ