ふるさときのこ考
はじめに
茸採り
茸事情今昔
松茸1
松茸2
端松(マツタケモドキ)
しめじ
きしめじ
霜降りしめじ
いぼこごり(センボンシメジ)
いくち1(アミタケ)
いくち2
老茸(クロカワ)
芝持ち1(アブラシメジ)
芝持ち2
権助1(ショウゲンジダケ)
権助2
舞茸1(マイタケ)
舞茸2
柴舞茸(カラスタケ)
赤茸(サクラシメジ)
香茸(革茸)1
香茸(革茸)2
そな1(ホウキタケ)
そな2
栗茸(クリタケ)
青老茸(アオロウジ)
初茸(ハツタケ)
スギヒラタケ
平茸(ヒラタケ)
白舞茸(ニンギョウタケ)
ぬめりいくち(ヌメリイグチ)
ウラベニホテイシメジ
岩茸1
岩茸2
せいたかいくち
ほこり茸(ホコリタケ)
木耳(大水母)(キクラゲ)
椎茸1(シイタケ)
椎茸2
エノキ茸(エノキ)
滑茸(ナメコ)
エリンジ(エリギイ)
マッシュルーム
毒茸
 ツキヨタケ
 一本シメジ
 ベニテングダケ
 ニガクリタケ
 クラウラベニタケ
 コテングタケ
 毒性そな(ホウキタケ)
 カキシメジ
薬効茸
 冬虫夏草(とうちゅうかそう)
 霊芝(マンネンタケ)
むすびの言葉
きのこウォッチングへ
平茸(ヒラタケ)

平茸  平安時代から食べられてゐた記録があり、あの今昔物語りの神坂峠の中にも出てゐる。
 「信濃国司 藤原陳忠が、神坂峠の深谷ぶ転落してしまった。付人家人達大慌てで旅籠を縄で下ろし懸命に引上げると、以外にも国司は居なくて平茸が一杯入ってゐた。再度籠を下ろすとやっと本人が乗って来たが、両手に尚一杯の平茸を抱きかかえ、まだ取り残しが多くさんあり残念だ」と悔んでゐたとあり
 当時の神坂峠(東山道)がいかに危険な道であったかと云ふ事、平茸の多量の生え場だと云ふ事
 茸狩りは貴賎を問はず夢中にさせる事、等がよくわかる。
 和洋煮込み、汁物が多い。

ヒラタケの吸物
ヒラタケの吸物