ふるさときのこ考
はじめに
茸採り
茸事情今昔
松茸1
松茸2
端松(マツタケモドキ)
しめじ
きしめじ
霜降りしめじ
いぼこごり(センボンシメジ)
いくち1(アミタケ)
いくち2
老茸(クロカワ)
芝持ち1(アブラシメジ)
芝持ち2
権助1(ショウゲンジダケ)
権助2
舞茸1(マイタケ)
舞茸2
柴舞茸(カラスタケ)
赤茸(サクラシメジ)
香茸(革茸)1
香茸(革茸)2
そな1(ホウキタケ)
そな2
栗茸(クリタケ)
青老茸(アオロウジ)
初茸(ハツタケ)
スギヒラタケ
平茸(ヒラタケ)
白舞茸(ニンギョウタケ)
ぬめりいくち(ヌメリイグチ)
ウラベニホテイシメジ
岩茸1
岩茸2
せいたかいくち
ほこり茸(ホコリタケ)
木耳(大水母)(キクラゲ)
椎茸1(シイタケ)
椎茸2
エノキ茸(エノキ)
滑茸(ナメコ)
エリンジ(エリギイ)
マッシュルーム
毒茸
 ツキヨタケ
 一本シメジ
 ベニテングダケ
 ニガクリタケ
 クラウラベニタケ
 コテングタケ
 毒性そな(ホウキタケ)
 カキシメジ
薬効茸
 冬虫夏草(とうちゅうかそう)
 霊芝(マンネンタケ)
むすびの言葉
きのこウォッチングへ
いくち氈iアミタケ)

いくち1  いくちは最も平凡で、オーソドックスな茸である。
 戦中頃迄は、一寸田舎へ行けば庭先にも道端にも生えてゐて、散歩の途中で採取し、入れ物が無ければ、そこの笹を折り数珠に差して持帰り早速食膳に乗せたものである。
 人にあまり重要視されず、時には足で蹴られてしまう様な雑茸“いくち”は、又時にはあの松茸よりも人の心の中にしみじみと郷愁を残す存在である。たかが“いくち”されど“いくち”こそ いくち の本質である

雑茸(ゾウタケ)を すすきにさして 麓(ふもと)路で また落栗の実をば拾うて
青木霞村
いくちの柚子釜
いくちの柚子釜