ふるさときのこ考
はじめに
茸採り
茸事情今昔
松茸1
松茸2
端松(マツタケモドキ)
しめじ
きしめじ
霜降りしめじ
いぼこごり(センボンシメジ)
いくち1(アミタケ)
いくち2
老茸(クロカワ)
芝持ち1(アブラシメジ)
芝持ち2
権助1(ショウゲンジダケ)
権助2
舞茸1(マイタケ)
舞茸2
柴舞茸(カラスタケ)
赤茸(サクラシメジ)
香茸(革茸)1
香茸(革茸)2
そな1(ホウキタケ)
そな2
栗茸(クリタケ)
青老茸(アオロウジ)
初茸(ハツタケ)
スギヒラタケ
平茸(ヒラタケ)
白舞茸(ニンギョウタケ)
ぬめりいくち(ヌメリイグチ)
ウラベニホテイシメジ
岩茸1
岩茸2
せいたかいくち
ほこり茸(ホコリタケ)
木耳(大水母)(キクラゲ)
椎茸1(シイタケ)
椎茸2
エノキ茸(エノキ)
滑茸(ナメコ)
エリンジ(エリギイ)
マッシュルーム
毒茸
 ツキヨタケ
 一本シメジ
 ベニテングダケ
 ニガクリタケ
 クラウラベニタケ
 コテングタケ
 毒性そな(ホウキタケ)
 カキシメジ
薬効茸
 冬虫夏草(とうちゅうかそう)
 霊芝(マンネンタケ)
むすびの言葉
きのこウォッチングへ
岩茸1

岩茸1  岩茸は「茸」の字を付けられてゐるが、地衣類であって、菌類の茸ではない。しかし食文化的には番外茸として扱いたい。
 岩茸は標高八百米以上の高所の 石英粗面岩や硅岩などの垂直面に張り付く様に生えてゐる。一糎成長するのに二〜三年はかかると云はれ、収量の少なさと、収穫の困難さの為に貴重なものである。
 山の霊気と岩の精気が営々と、また遲々と育ててくれる。この神秘の力こそ岩茸の本質であり、仙人の世界の存在である。
 「岩茸採りに宿貸すな」の云い伝へがある。ロープを使うなどして極めて危険な作業であり 事故も多いので、この様な言葉が生まれた。
岩茸の長芋の雪中寄せ
岩茸の長芋の雪中寄せ