ふるさときのこ考
はじめに
茸採り
茸事情今昔
松茸1
松茸2
端松(マツタケモドキ)
しめじ
きしめじ
霜降りしめじ
いぼこごり(センボンシメジ)
いくち1(アミタケ)
いくち2
老茸(クロカワ)
芝持ち1(アブラシメジ)
芝持ち2
権助1(ショウゲンジダケ)
権助2
舞茸1(マイタケ)
舞茸2
柴舞茸(カラスタケ)
赤茸(サクラシメジ)
香茸(革茸)1
香茸(革茸)2
そな1(ホウキタケ)
そな2
栗茸(クリタケ)
青老茸(アオロウジ)
初茸(ハツタケ)
スギヒラタケ
平茸(ヒラタケ)
白舞茸(ニンギョウタケ)
ぬめりいくち(ヌメリイグチ)
ウラベニホテイシメジ
岩茸1
岩茸2
せいたかいくち
ほこり茸(ホコリタケ)
木耳(大水母)(キクラゲ)
椎茸1(シイタケ)
椎茸2
エノキ茸(エノキ)
滑茸(ナメコ)
エリンジ(エリギイ)
マッシュルーム
毒茸
 ツキヨタケ
 一本シメジ
 ベニテングダケ
 ニガクリタケ
 クラウラベニタケ
 コテングタケ
 毒性そな(ホウキタケ)
 カキシメジ
薬効茸
 冬虫夏草(とうちゅうかそう)
 霊芝(マンネンタケ)
むすびの言葉
きのこウォッチングへ
茸採り 
茸採り
茸の山野パーティー

 春の山菜取り、秋の茸狩りは、山国のリクリエーションである。
 中津川では八幡様の祭礼(十月五日)が終わると茸採りが始まると云れてきた。収穫の喜びと山遊びの楽しみが到来する“秋”である。
 昔からこの地方は茸採りの盛んな土地であるが、最近とみに茸が少くなって来たと、皆口を揃えて云う。その原因は、以前は採った茸を竹目籠に入れて歩くので菌が自然に播かれてゐたのが、最近はビニール袋に代わったので菌が落ちなくなったのが原因との説と、燃料革命で薪が使れなくなり、自然に山の手入れが出来なくて微妙な茸の発生環境が損われたのが原因の説とがあるが、いづれも文明の産物が茸採りと云う文化を駆逐した説例である。
 更に乱獲説も否定出来ない。茸採りが、かつてのリクリエーション感覚から、商業感覚となってしまい、幼菌は残すと云うルールさえ忘れてしまった。これは欲が文化を枯らしてしまった例と云へるかもしれない。
 
茸採り2
茸採りの出で立ち