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栗茸(クリタケ)
十二月頃迄採れる事もあり、今年のフィナーレを飾る茸として親しまれてゐる。栗の木で造った庭の階段などにも時によく栗茸が生え、あまりにも可憐で食べるにしのびず、庭の景色としてそのまま楽しむ事もある。
“庭山に 小谷もありて 栗茸(クリモタシ)”(松本たかし)
一般に栗茸の様に木に直接生へる茸の特性として、足部が硬いものが多いので、食べ過ぎると消化不良をおこしかねない。茸一般に云へる事であるが、食べ過ぎは禁物である。
当地方では、栗茸飯が多いが、佃 煮物 汁なども食べられてゐる。
よく似た「ニガクリタケ」は、毒性強く間違い易いので要注意。
栗茸の佃煮
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