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松茸2
松茸山にも寿命があり約五十年位と云れてゐる。最初は老茸山で始まり、次第に松茸山で始まり、次第に松茸山に移行し、最後は権助山になって終るとか。人の世と同じで茸山にも栄枯盛衰がある。松茸の時代の中でも豊年はせいぜい二十五年に五回位と云う。五年に一回と云はず、二十五年と云うトータルで数える所が、茸の微妙な性格を表してゐる。
松茸料理は あまり手を加えない方が良い。
最初は 松茸の刺身と松茸酒でもてなす店もある程だが、やはり土瓶蒸しに始まり、焼松から松茸すき焼、最後は松茸飯と云うのが最もオーソドックスコースであらう。
松茸おこわ |
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