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せいたかいくち(セイタカイクチ)
今では日本女性の八等身など珍しくもないが、その「八等身」と云う言葉が流行したのは、あの日本人ばなれのスタイルの伊藤絹子さんが日本人として始めてミスユニバース三位に入賞した昭和二十八年である。いくち属の中でこのせいたかいくちは、正に八等身のプロポーションである。しかも、日焼けしたハワイ帰りの様に足には栗色の網タイツまで着用してゐる所など心憎いこだわり茸である。
しかも中々の美味である事も益々嬉しい茸である。この地方でもあまり一般的ではないが、一部好事家の間では珍重されてゐる。
せいたかいくちの佃
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