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芝持ち1(アブラシメジ)
木の葉を持ち上げ、傘に乗せて生えるのでこの名がついた。又当地では「ぬのびき」とも呼ぶ。布を敷いた様に広く列をなして生える所からであらう。発見した時の興奮が伺はれる情景である。(所に依っては、シロシメジをこう呼ぶ事もある)
この地方では最も一般的な茸の一つであり、多量に採れる上、値段も手頃だし、しかも美味であるので、適期以外にも保存したものを長期間楽しむ茸である。取り出して食べる度に季節を思い人を想い懐かしさを味う、そんな茸であるのが芝持ちである。
茸(タケ)狩りは 紅葉狩りより 世帯染(ショタイジ)み
古川柳
芝持ちの朴葉すし
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