ふるさときのこ考
はじめに
茸採り
茸事情今昔
松茸1
松茸2
端松(マツタケモドキ)
しめじ
きしめじ
霜降りしめじ
いぼこごり(センボンシメジ)
いくち1(アミタケ)
いくち2
老茸(クロカワ)
芝持ち1(アブラシメジ)
芝持ち2
権助1(ショウゲンジダケ)
権助2
舞茸1(マイタケ)
舞茸2
柴舞茸(カラスタケ)
赤茸(サクラシメジ)
香茸(革茸)1
香茸(革茸)2
そな1(ホウキタケ)
そな2
栗茸(クリタケ)
青老茸(アオロウジ)
初茸(ハツタケ)
スギヒラタケ
平茸(ヒラタケ)
白舞茸(ニンギョウタケ)
ぬめりいくち(ヌメリイグチ)
ウラベニホテイシメジ
岩茸1
岩茸2
せいたかいくち
ほこり茸(ホコリタケ)
木耳(大水母)(キクラゲ)
椎茸1(シイタケ)
椎茸2
エノキ茸(エノキ)
滑茸(ナメコ)
エリンジ(エリギイ)
マッシュルーム
毒茸
 ツキヨタケ
 一本シメジ
 ベニテングダケ
 ニガクリタケ
 クラウラベニタケ
 コテングタケ
 毒性そな(ホウキタケ)
 カキシメジ
薬効茸
 冬虫夏草(とうちゅうかそう)
 霊芝(マンネンタケ)
むすびの言葉
きのこウォッチングへ
椎茸1(シイタケ)

椎茸1(シイタケ)  「椎茸」の命名者は第十三代景行天皇で、九州筑紫を訪れた時、農夫が献上した天然の茸が椎の木に生えてゐた所から名付けられたと云う。今では栽培茸の王者で、やっぱり大分、熊本と筑紫方面が多い。栽培に際して椎茸菌を入れた原木の端を、槌で叩くと発生が良くなると云う。同じ原理で一般の茸山でも八月に雷と台風が来ると、木が揺れて菌床が刺戟され、その年の茸は豊作と云い伝へられてゐる。何だか茸に催促してゐる様で、多少後ろめたい気もする。
 斎藤茂吉の歌に
 “椎茸を そだてつつゐる ところあり
   きのふも けふも しぐれふる山”
とあり詩歌にも多く詠まれてゐる。

椎茸のアワビモドキ
椎茸のアワビモドキ