秋の森を歩くと,いろいろなキノコが生えています。
 ここ恵那地方では天然キノコの生息地帯が数多く、一般の家庭料理などに、山で採ってきたキノコを材料として使うといった昔からの習慣があり、この地方の食文化として欠かせないものです。
 天然キノコは、日本全国どこに行ってもよく食べられていますが、地方によって生息状況や食べられているキノコの種類が異なっています。
 また、キノコの食べ方についても様々ですが、その種類によってそれぞれおいしく食べる秘訣があります。
 キノコには、どんな料理にも合う万能製のもの以外に、香り・味・舌ざわり・歯ごたえやヌノリなどの特徴を持つものがあり,それを生かして料理することが、最もおいしく食べる方法となります。


クロタケ(ロージ)の卵とじ
 材料 (4人前)
  • クロタケ(ロージ)・・・160g
  • 卵・・・4個
  • グリーンピース・・・10g
  • 醤油・・・大さじ1
  • 砂糖・・・少々
  • 化学調味料・・・少々
  • だし汁・・・大さじ4
  • みりん・・・大さじ1

 作り方 
  1.  クロタケ(ロージ)を適当な大きさに切り,ゆでてお湯をきります。
  2.  ゆでたクロタケ(ロージ)を醤油・砂糖・化学調味料・だし汁・みりんで味をつけ、色付けにグリーンピースを加え、最後にとき卵を加えてとじます。


イグチときゅうりの黄身酢和え
 材料 (4人前)
  • イクチ(アミタケ)・・・120g
  • きゅうり・・・50g
  • 卵の黄身・・・5個分
  • 酢・・・大さじ1
  • 砂糖・・・小さじ1
  • 醤油・・・小さじ1
  • 化学調味料・・・少々

 作り方 
  1.  イクチをゆでます。
  2.  卵の黄身に砂糖、醤油、酢を混ぜて湯煎します。
  3.  ゆでたイクチと切って塩もみをしたきゅうりと混ぜて、湯煎した黄身と和えます。