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裏木曽は山間地。 先人は山間地を縫うように点在する猫の額ほどの平地に、数キロも上流より用水を引き、開墾して田や畑を作っていました。 主食である米の生産にはあまり恵まれなかったものの、山間地のため、ワラビやタケノコなどの山菜には事欠きませんでした。 過酷な農作業に追われた農家の一番うれしい時は収穫の時です。 米を収獲し、一年の農作業に一段落したときの贅沢で「山菜おこわ」を作ったと言われており、お赤飯以上のご馳走だったと伝えられています。 |
材料 (15人前) |
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道具 |
蒸し器、すり鉢、布巾 |
作り方 |
- もち米は一晩水につけておいた後、ざるに上げて水気を切ります。
- ゴボウ、人参は笹掻きにしたのち水につけ、アクを取っておきます。
- 椎茸,鶏肉を小口切りにし、アクを取っておいたゴボウ、人参と一緒に砂糖、しょうゆで味付けをして煮込み、味をしみこませておきます。
- 山菜は食べやすい大きさに切り、前の材料とは別に薄味をつけて 煮ておく。(山菜が入手困難な場合は市販の山菜の水煮を使います。)
- もち米を蒸し器に入れ、約三十五分ぐらい蒸ます。(もち米の種類によって蒸し時間は加減します。)
- すし桶あるいはボールに蒸した米を入れ、先ほどの材料(野菜及び山菜)と混ぜ、酒、しょうゆで味を調え、さらに蒸し器で約二十分蒸してできあがりです。