ふるさときのこ考
はじめに
茸採り
茸事情今昔
松茸1
松茸2
端松(マツタケモドキ)
しめじ
きしめじ
霜降りしめじ
いぼこごり(センボンシメジ)
いくち1(アミタケ)
いくち2
老茸(クロカワ)
芝持ち1(アブラシメジ)
芝持ち2
権助1(ショウゲンジダケ)
権助2
舞茸1(マイタケ)
舞茸2
柴舞茸(カラスタケ)
赤茸(サクラシメジ)
香茸(革茸)1
香茸(革茸)2
そな1(ホウキタケ)
そな2
栗茸(クリタケ)
青老茸(アオロウジ)
初茸(ハツタケ)
スギヒラタケ
平茸(ヒラタケ)
白舞茸(ニンギョウタケ)
ぬめりいくち(ヌメリイグチ)
ウラベニホテイシメジ
岩茸1
岩茸2
せいたかいくち
ほこり茸(ホコリタケ)
木耳(大水母)(キクラゲ)
椎茸1(シイタケ)
椎茸2
エノキ茸(エノキ)
滑茸(ナメコ)
エリンジ(エリギイ)
マッシュルーム
毒茸
 ツキヨタケ
 一本シメジ
 ベニテングダケ
 ニガクリタケ
 クラウラベニタケ
 コテングタケ
 毒性そな(ホウキタケ)
 カキシメジ
薬効茸
 冬虫夏草(とうちゅうかそう)
 霊芝(マンネンタケ)
むすびの言葉
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権助1(ショウゲンジタケ)

権助1  一般名の「ショウゲンジタケ」には当地方に縁(ゆかり)がある。寛政十一年刊行の市岡知覚著「信陽菌譜」によると、「昔、信州か美濃にショウゲン寺と云う寺があり、その僧がうまい茸だと附近の住民に教えたので、それからこの名前が付いた」と書かれてゐる。美濃加茂に名刹 正眼(ゲン)寺があり、中津川にも松源寺がある。共に古寺でしかも附近には茸山が多いので、定めし美濃の国が名前の発生の地と思いたい。それが権助となったのは、そこの寺男の“権助”がPRに励んだと考へると一層夢がふくらむ。
 別名“つぼ”については、関西名の「ボウズタケ」「ボンサン」等仏門名が多い所から、その形から来たのかもしれない。
権助汁
権助汁