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風土を生かして育てられる 大地が育てる、人と農畜産物 全国的に有名な、中津川の栗菓子を支える中津川産の栗。京都のたけのこと並び称される、瀬戸のたけのこ。岐阜県内有数の作付け面積を誇るそば。涼しい気候を活かしたトマトや高原野菜。日の光をいっぱい受けて甘く大きく育つ桃。豊かな自然の中、のびのびと育てられる飛騨牛やめん羊。中津川の農畜産物は、生産量こそ多くないものの、質の良さが自慢です。 飛騨・美濃伝統野菜
ひのきの森が作る空気と トマト 現在、加子母では四十一戸のトマト農家によって、年に約一〇〇〇トンのトマトが生産されています。四〇年前からトマトの栽培に取り組んできましたが、加子母トマト生産組合では農学博士中島常允先生のもと地域ぐるみでみんなが同じ考えで土壌や栽培方法の改良に取り組んできました。葉もの類に比べて果菜類はその成果があらわれるのが遅く、単にミネラルを与えるだけではなく、植物が何をほしがっているか土を調べてみて、足りない分は補うが余分なものは入れない。そうした栽培の基本にもとづいて切磋琢磨してきました。その成果が今、消費者の評価として表れてきました。 西方いも 西方いもは、もとは加子母の日下部雅己さんのおばあさんにあたる、ゆきさんが栽培していたイモで、それ以来親子三代にわたって百年以上もの間栽培されてきました。その名前も日下部さんのお宅が小郷地区の西側にあったことから、「西方いも」と呼ばれるようになったそうです。西方いもは、日下部家で更新することなく伝えられてきました。このイモは他のイモと比べてやや小ぶりで量もあまり多くとれない、そのため途中一度イモを更新しようとした事があったそうですが、「うちのイモの方が粘りが強くてうまいと思い、すぐにとっておいた種イモでもう一度栽培したんです。」と日下部さんは語る。「西方いもは他に比べ粘りが強いのが特徴で、普通食べない親頭(親イモ)の部分も、西方いもは粘りが強く芋もちなどにして美味しく食べれるし、煮しめにすると本当にうまいんだよな」と顔をほころばせながら話して下さいました。最近は西方いも生産組合長の田口一心さんなどによって、多くの人が栽培するようになり、十月頃には産直市に並びます。 大正時代から改良を続ける
シクラメン 朝晩の空気に冬の気配を感じる頃、阿木地区のシクラメン生産農家は、シクラメンの出荷のピークを迎えます。冬でも暖かいビニールハウスの中では、色とりどりのシクラメンが咲き乱れます。大正末期、恵那市の園芸家伊藤孝重氏によって日本で初めてシクラメンの栽培が行われました。以来、中津川市でもシクラメン栽培が盛んに行われるようになります。品種改良も積極的に行われ、色はもちろん、花びらの形もバリエーション豊かです。
作り手の愛情が甘さになる
落合の桃 「落合の桃」として有名な中津川の桃は、大きくて甘さが人気の桃です。収穫量は年間約七十トン。春かわいらしい花を咲かせた桃は、初夏には収穫期を迎えます。七月に主力の中生(なかて)品種の「白鳳(はくほう)」の販売が始まり、八月に向けて収穫はピークを迎え、「昭和白桃」などの品種も加わってくる。シーズンになると落合の選果場には桃を求めて、中津川市内だけではなく、県内外からやって来た車が並びます。 清流付知川が生み出す自然の贈り物 ラン 「目の前に見える恵那山、そして清流付知川。福岡は自然に恵まれた大地です。だからこそ美しい蘭を咲かせることができます」アボウオーキッド社長安保幹太さんは語ります。六〇〇〇m2のビニールハウスの中で咲き誇るリカステ。「リカステは、表情がとても豊かな花です。多忙な人が多い今の時代、花に癒しを求める人も多いんです。リカステはまさに癒しの花です。この美しい花を咲かせることができるのも、この地に豊かな自然があるからこそ」中津川の自然に感謝しつつ、今日もまた新たな一輪を咲かせます。
中津川の代名詞農産物
たけのこ 雨後の筍といわれている様に、次から次へとたくさんの子を生み出す竹の中には、繊維と水分の他に、なにか精力を左右する力を持ったある種の物質がひそんでいるのであろう。 菊ごぼう 山野に自生していた「モリアザミ」を食用に栽培したものをヤマゴボウと呼んでいますが、切り口が菊の花に似ていることから、この地域では通称” 菊牛蒡“と呼んでいます。 落花生 千旦林から西山にかけての市西部で栽培されている落花生。大粒で甘味が強く、美味しいと評判です。 ひつじ ヒツジはサフォーク種(イギリス原産)といって、肉用種として代表的な品種で、良質のラム肉を生産します。 くり 中津川観光栗園(いが栗の里)では9月から10月にかけて栗拾いができる。
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発行:岐阜県中津川市 |